第4回 非がん疾患のエンドオブライフケア セミナー

Description
第4回 非がん疾患のエンドオブライフケアセミナーオンラインで開催します。
終末期の苦痛を和らげる緩和ケアを必要とする人のうち、3人に2人は非がん疾患です。欧米では、1990年代に非がん疾患の方が苦痛に満ちた最期の時間を強いられていることが問題となって以降、非がん疾患のエンドオブライフケアの研究、教育、実践は飛躍的に発展してきました。

今回は「COVID‐19」 の緩和ケアや倫理的課題に関する課題や「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」( 日本透析医学会)「非がん性呼吸器疾患(NMRD)の緩和ケアの指針」( 日本呼吸器学会/日本呼吸ケア・リハビリテーション学会)
(2020年秋発表予定)」など、今年のトピックスを取り上げて いる他、肺炎の緩和ケアや終末期の褥瘡(KTU)など本セミナーでも初め て取り上げる内容が多くなっています。

病棟・在宅・施設等で働く医師、看護師などの医療職が、国内外の研究で明らかになった様々なエビデンスに基づき、非がん疾患のエンドオブライフケアについての質の高い実践ができる一助になればと考えております。
皆様のご参加をお待ちしております。

エンドオブライフケアを支える専門職の実践教育研究委員会

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【講義内容】

1.すべての人にエンドオブライフケア、緩和ケアの光を
 ~エンドオブライフケア・緩和ケアの世界的潮流と本研修会について~
国際医療福祉大学医学部 荻野美恵子先生
<内容>がんから、非がん、多疾患、そしてすべての人への緩和ケア、エンドオブライフケアへと広がってきた世界のエンドオブライフケア、緩和ケアの歴史を俯瞰し、非がん疾患のエンドオブライフケア、緩和ケアに取り組む意義と本研修会について説明。


2. 非がん性呼吸器疾患の緩和ケア
 ~非がん呼吸器疾患緩和ケア指針(2020)の発表をうけて
東京ふれあい医療生協 研修・研究センター 平原佐斗司先生
<内容>2020年秋、我が国ではじめてCOPDなどの「非がん性呼吸器疾患(NMRD)の緩和ケアの指針」(日本呼吸器学会/日本呼吸ケア・リハビリテーション学会)が発表された。指針作成に関わった立場から、COPDや特発性間質性肺炎など非がん性呼吸器疾患の緩和ケアのエビデンスと指針の内容、実際の臨床現場での応用について解説。


3.透析の非導入・継続の意思決定と腎不全末期の緩和ケア    
東京慈恵会医科大学附属柏病院 三浦靖彦先生
<内容>福生病院の問題を受けて、2020年に「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」(日本透析医学会)が発表された。透析の非導入や中止に関する倫理的な考え方、意思決定支援、末期腎不全(ESKD)に対する緩和ケアの実際につい解説。


4.肺炎のエンドオブライフケア 
  ~認知症末期の肺炎とCOVID-19に焦点をあてて~      
東京ふれあい医療生協 研修・研究センター 平原佐斗司先生
<内容>成人肺炎診療ガイドライン2017では、疾患の終末期にある患者、誤嚥性肺炎を繰り返す患者には本人の希望や家族の状況などに配慮した倫理的判断を優先することが明記された。本講演では、認知症末期肺炎の緩和ケアに関する系統的レビューに基づき、末期認知症の肺炎に対する治療と緩和ケア、倫理的判断について解説する。また、今後問題となるであろう新型コロナウイルス肺炎に対する緩和ケアについて、諸外国で行われている緩和ケアに関する指針等に基づき提案。


5.終末期の褥瘡 Kennedy Terminal Ulcerについて        
国立国際医療研究センター病院 看護部 石井光子先生
<内容>1983年にKaren Lou Kennedyは終末期に特有な褥瘡をKennedy Terminal Ulcers (KTU)として報告した。認知症や神経難病など終末期の方に高率に褥瘡が発生し、一部はKTUである可能性があるが、我が国においてはKTUに関する研究やKTUに対するケアの普及は十分ではない。講演では、KTUの最新知見を紹介し、緩和的創傷ケアの実際について解説。

6.認知症の方への意思決定のためのコミュニケーション      
群馬大学大学院保健学研究科 伊東美緒先生
<内容>認知症の方にも意思があり、必要な支援を行う体制(意思決定支援チーム)と適切なかかわりがあれば、意思を表明・決定することができる。そして、表明した意思は他者を害する場合や本人に見過ごすことのできない重大な影響が生ずる場合でない限り尊重されなければならない「認知症の人の日常生活•社会生活における意思決定支援ガイドライン」(2018年厚労省)本講演では、認知症の方への意思決定のためのコミュニケーションの方法について解説。


7.COVID-19における倫理的問題 
  ~人工呼吸器の分配等に関して~  
国際医療福祉大学医学部 荻野美恵子先生
<内容>COVID‐19パンデミック下で、諸外国においては、人工呼吸器やECMOの配分、高齢者の救急搬送の差し控えなど、医療現場に新たな倫理的な問題を投げかけている。本講演では、「COVID-19の感染爆発時における人工呼吸器の配分を判断するプロセスについての提言」(2020;生命・医療倫理研究会)に関わった演者が、呼吸器の配分などの倫理的課題について解説。


8.COVID-19後の施設における看取りケアの在り方            
東京都健康長寿医療センター研究所 島田千穂先生
<内容>日本では、現在のところ諸外国に比べ、介護施設での感染と高齢者の死亡者数の増加が抑えられている。一方で、家族と面談ができない状況など施設のケアや看取りの在り方にも変化が生じている。COVID-19の感染拡大が今後も予想される中、感染対策下での通常の施設の看取りケアをどう考えていったらよいかについて解説。


【お問い合わせ・事務局】
東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所 研修センター
電話:03-3911-5171(代) 
メール:training_center@fureaico-op.com


Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#700942 2020-08-18 00:17:30
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Sun Nov 1, 2020
9:30 AM - 5:40 PM JST
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Venue
Online event
Tickets
学会員 ¥3,000
非学会員 ¥5,000

Combini / ATM payment will be closed at the end of Oct 31, 2020.

Organizer
非がん疾患のエンドオブライフケア セミナー
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